メニューブックの基礎知識

メニュー制作を依頼する場合、どのようなことに注意を払い、目的を達成させるための戦略メニューに仕上げていくか?依頼の仕方や要望の伝え方によって大きな開きがでてきてしまう。下のラーメン店のメニューブックを見てほしい。

店側の要望:その1
どれも売りたい
どれも売りたいメニュー

戦略的な意思がない。どのメニューが売り?

【解説】

俗に言う「おしながき」になってしまっている。おとなしいレイアウトで特に強調される部分もなく、戦略的に「こういう方向に持っていきたい」という意思のあるメニューブックになっていない。


そこで、店側から下記の要望が入りました。

店側の要望:その2
1.ねぎ味噌らーめんと塩らーめんを売りたい
2.トッピングをおすすめしたい
3.プラス一品で餃子を売りたい

上記の3つの要望を叶えるには、どのようなレイアウトにしたらよいのでしょうか?


あと一歩・・・

食べたいと思わせる写真で訴求効果。あと一歩・・・

【解説】

売りたい商品を大きくレイアウトし強調させるで目に付きやすく印象に残るようにする。その場合、「シズル感」を感じさせない写真になってしまうと効果も半減してしまうので、「美味しそう・食べたい」と思わせる写真が重要。

戦略メニューブックで売上20%UP!!

解っていただけましたか?戦略メニューのパワー。
しかし、まだ完成ではありません。完全たる効果を狙うには?

店側の要望:その3(さらなる訴求・・・)
1.ねぎ味噌らーめんの味噌は試行錯誤の上で完成させたオリジナルブレンドなので特にお薦めしたい。
2.塩ラーメンに使っている塩は、店主自ら産地に出向き選んだ間違いのないこだわりの塩を使っている。
3.味噌チャーシューは黒豚を使い、独特の味付けで自信有り。
4.餃子は自家製手作りなので評判の商品にしたい。またお持ち帰りにも力を入れたい。待ち時間をいやがるお客様のために生餃子も割引価格で提案したい。
5.セットメニューはファンのお客様がいるので外せないが、手間がかかり厨房人員が一人取られてしまう。そこで単品メニューとトッピング、ライスの組み合わせに出筋を変えたい。
6.口コミ効果を狙えるのが「ねぎ味噌らーめん」「塩らーめん」「味噌チャーシューめん」「餃子」。これを店の名物としたい。

ついに完成!

こだわりをアピールする!ついに完成!

【結論】

  1. それぞれのこだわりをアピールすることにより、目と頭に訴えかける。
  2. 写真をイメージ化させることにより、「食べたい」感覚を引き出す。
  3. 「売りたい商品」と「どちらでもいい商品」「あまり出て欲しくない商品」のバランスをうまくとり、さりげなく、目的を達成できるようなレイアウトにする。
  4. 「トッピング」を中心に位置させ、プラスワン効果を狙う。
  5. 次回来店への期待感を盛り込み再来店につなげる。

次回は、戦略メニューブックの隠されたデザイン技術について解説します。お楽しみに!

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