ホーム » ご提案 » メニューブックの戦略的活用
飲食店として、商品力・雰囲気・接客・割安感 は、絶対にはずす事のできない、大切な要素です。しかし、お店の努力がお客様にメッセージとして、届かなければ何の意味も持ちません。
販売促進は、メニュー・チラシ・ファサード、そして従業員の皆さんのトークなど、あらゆる手段を通じてお客様のご来店を願う手段なのです。
よって売り上げをも左右する重要な販促ツールと考えることが出来ます。お店の計画・目標数値を実現させるために戦略的に活用しましょう。
イワサキ・ビーアイが提案する~お店の計画を達成させるための販促ツール~「戦略的メニューブックについて、ご説明します。
メニューブックには、「体裁」「デザイン」「構成」「コピー」 を立案する「基本設計」と、掲載するメニュー内容(マスター・機能別・時系別メニュー)を整理し体系立てる「メニュー分類」があります。ここでは、メニューブックの基本設計をご説明します。
見やすいメニューブックにする為に は、いくつか注意する点があります。これからメニューブックを準備する際に注意すべき点をご説明します。
戦略的メニューブックとは単なるお品書きではなく、店の計画を達成させるための販促ツールとして、活用することです。
おそらく全員がBと答えるでしょう。AとBは同じ料理内容なのだが、なぜなのでしょうか?。
写真の見せ方やレイアウト手法によりこれだけの差ができてしまうのだ。また、Aは写真が13点、Bは8点でBの方が5点写真が少ないが、Bはイメージ写真や手書き文字を使っているので、制作費用は同じです。
皆さんのお店は、どちらでしょうか?
今回からは、「戦略的メニューブックの積極的活用法」と題して、店の売り上げ、利益を上げるためのメニューブックにするには、どのようなことに注意して、どのようにしたら良いのかをご説明します。
メニューブックは来店客に店側の意思を伝える一番重要な手段で、売り上げを左右する最も重要なツールである。なのに、ほとんどの店は商品を羅列しているだけの「おしながき」にしてしまっている。
売りたいものに注文が入るようにするには、その商品を目立たせることが必要だが、ただそれだけで、メニューブックを作りかえれば良いと思うのは間違えである。
まずは、店を見直すことから始めよう。
メニュー構成 | 比率 |
---|---|
ごちそう商品(豪華商品) | 15% |
タイムリー商品(季節商品や話題の商品) | 15% |
メイン商品(人気商品や売りたい商品) | 30% |
お買得商品(低価格商品) | 10% |
お値打ち商品(内容の割には安いと感じる商品) | 20% |
チョイス商品 | 10% |
以上のことを踏まえメニュー開発をする。
そして、メニュー変更後、どう変わったかデータ分析する。
計画通りでない場合は、その原因は味なのか?販促なのか?アンケート調査で現状を把握する。
つまり、まとめると下記のような流れになる。
図-戦略的メニュー分析フロー
売れて儲かるメニュー作りにおいては、上図の工程全てが大切であるが、特に売上に大きく影響するメニューブック制作について解説しよう。
「業者にメニューブックを頼んだが、思惑通りの結果にならなかった。」また、「自分で作ってみたが、うまくいかない。」そんな経験ありませんか?
お客様は、ただ何となく料理を選ぶのではありません。
店が売りたいメニューを食べてもらうには、そのなりの見せ方が重要になる。メニューブックの作り方次第で売上や利益が大きく変わるのである。
自店の見直しできましたか?下のチェックシートで今一度チェックしよう。
項目 | 記入欄 |
---|---|
1.何が自慢 | |
2.狙う客層 | |
3.狙う商圏 | |
4.売上目標 | |
5.利益目標 | |
6.来客数目標 | |
7.平均客単価目標 | |
8.原価率 |
自店のこと・全体の商品構成のこと・既存商品の見直し・主力単品商品・主力セットメニュー・プラスワンメニュー。全て決まりましたか?
それでは、いよいよ戦略メニューブック作りの始まりです。
メニュー制作を依頼する場合、どのようなことに注意を払い、目的を達成させるための戦略メニューに仕上げていくか?依頼の仕方や要望の伝え方によって大きな開きがでてきてしまう。下のラーメン店のメニューブックを見てほしい。
戦略的な意思がない。どのメニューが売り?
俗に言う「おしながき」になってしまっている。おとなしいレイアウトで特に強調される部分もなく、戦略的に「こういう方向に持っていきたい」という意思のあるメニューブックになっていない。
そこで、店側から下記の要望が入りました。
上記の3つの要望を叶えるには、どのようなレイアウトにしたらよいのでしょうか?
食べたいと思わせる写真で訴求効果。あと一歩・・・
売りたい商品を大きくレイアウトし強調させるで目に付きやすく印象に残るようにする。その場合、「シズル感」を感じさせない写真になってしまうと効果も半減してしまうので、「美味しそう・食べたい」と思わせる写真が重要。
こだわりをアピールする!ついに完成!
次回は、戦略メニューブックの隠されたデザイン技術について解説します。お楽しみに!
売れるメニューブックを作るには、業態・客層・客単価・コンセプト・雰囲気などをトータルでとらえ、大きさや、デザイン、レイアウトなどを決めて行きます。
見やすいメニューブックにするためのコツをお教えいたします。
メニューブックでお薦め料理やこだわりを伝えるための方法として写真があります。視覚に訴えることにより店の戦略も表現しやすく、メニューブック作りにおいて一番重要な部分です。
メニューが解りやすく、選びやすくなります。デジタルカメラが普及し、一般の方でも簡単に撮影できる時代ですが、写真の良し悪しはシズル感で決まりますので、プロに撮ってもらうことをお薦めします。
「戦略メニュー」いかがだったでしょうか?メニュー替えといっても「メニューが飽きられてきたから」何の気なしにメニュー替えをしていた方、少なくないと思います。
そして特に考えずにメニューブック制作を頼んでいませんでしたか?
また、デジカメやパソコンソフトが普及し、ご自分でメニューブックを作られている方もいらっしゃると思います。
何度も申し上げましたが、メニューブックはお店の売り上げや利益を左右する最も重要なツールなのです。是非、戦略的にメニューブックを活用してください。